2019/01/23 14:18

きくちトロピカルフルーツは果樹園ですが、

ハウス栽培で木を大きくしないので、

実はチェーンソーの使用頻度は多くありません。


今回のように周辺の雑木の整理の時に、

稀に登場となるわけです。

というわけで保管期間の長い機械なので、

使用後の掃除がとても大切になります。



マキタの電動チェーンソーはエンジンチェーンソーに比べて、

電源が必要なことと非力ですが、

軽くてちょっと使いにはとても扱いやすいです。



動力がエンジンではなくモーターなので、

作りはキャシャですが、

ソーチェーンの駆動部構造の基本は同じです。



汚れもエンジンと同じく、

ボディーのおがくずの汚れ、

チェーンソーオイル汚れが発生します。



これらの汚れはオイルでこびりついているものが多く、

そこがとても掃除しにくいポイントです。


チェーンソーオイルは様々で、

最近流行りの植物系、鉱物系、

なかには廃油を使うケースがあります。



今回のオイルはホームセンターで一番汎用な,

鉱物系オイルです。



最近は洗濯で落としやすいオイルなどあります。

今回のオイルは使いやすいですが、

そこまでうたわれていないので、

まあ普通のチェーンソーオイルです。


いずれにしても、

洗浄はこの油汚れをいかに落とすかがポイントです。


一般に機械の油汚れ落としは、

パーツクリーナー、灯軽油、なかにはガソリンで、

というのが王道です。


ただいずれも炭化水素、有機溶剤なので、

何より怖いのが可燃の危険です。

作業もむせ返ります。


おまけにゴム手袋は、

ガソリンでは侵されてしまうので素手で使うと、

脱脂しすぎてカッサカサの、

あかぎれになります。

こぼれれば草木は枯れます。

わたしゃ何もかもイヤです。



ということで今回も、



強アルカリ水系洗浄剤 ダイナミックGC-S!!

アルカリなので鉄の腐食はないし、

アルカリなのにアルミの腐食もないし、

強アルカリなのに手も侵さない、

燃えないし、

脱脂しすぎないし、

むせ返らないし、

ヤシ油成分で非毒劇物、

非PRTRで環境対応性もよいし、

これでサッと掃除します。


プラスチックのボディーは、

四の五の言わずにジャンジャンぶっかけます。

発泡性もあるので、

液だれも少ないです。

ウエスでサッと拭きあげ、

ボディーは楽勝。


ブラシでこすることもありませんでした。

やってみると分かりますが、

洗浄剤がないと、

拭き取れるかも知れませんが、

油分のせいで再付着し拭きあげ性が悪く、

手間がかかります。


さて問題の駆動部分ですが、

宿命的にオイルと切りくずが、ぎっしり詰まっています。

このままにしておくと、

固着して再使用時にオイルの不循環、

焼き付きとなるわけです。


さすがに大物はザッと落としておきます。


液が入りにくい、

どうしてもの隙間は、

コジコジしてざっと落とします。


ここにもジャンジャン、

ダイナミックGC-Sをかけます。


カバー部はもうめんどくさいので、

一気に水洗いしちゃいます。


本体も洗剤残りが気になるところは、

水をシュッシュと吹きかけて、

やっぱりサッと拭きます。


洗浄用の歯ブラシも持ってかかりましたが、

持っているだけで、

結局使いませんでした。


機械の敵は、金属部分の錆び、

摺動部分の大敵はチリ埃の残留による摩耗です。

そして有機物汚れであるオイルや木くずは変性によって、

固着や錆を助長します。


機械の長持ちには、

油をひいて、

こまめに少しでも動かすことが、

基本中の基本です。


しかし動かす為にはきちんと掃除して、

綺麗な状態で、

湿気を抑えて保管しておくことが大切です。


金属機械の洗浄に水系洗浄剤とは、

意表を突く話かもしれませんが、

騙された(だましませんが)と思って、

一度挑戦してみてください。


また報告します。